古-6/[1章5節]『旧約聖書』の思想が何故悲劇をもたらしたか

 以下は、ウェブサイト【『古事記』は地球問題の解答書】(うらしま たろう著)からの転載です。

何故、 【『古事記』は地球問題の解答書】を連載しているか?
『古事記』を知る事で、日本を知る事ができ、その対極にあるユダヤ思想(『旧約聖書』思想)を知る事ができる為、また、ユダヤ思想に牽引されて来た「過去の世界」を真に知る事ができるためです。
『旧約聖書』の思想は、「唯物二元論」であるが故に、世界を混乱に導いた。
戦後日本の文化伝統の破壊の原因はそこにある。日本だけではない、世界中の文化伝統が破壊されている。
その大問題を解決するには、ユダヤ思想=『旧約聖書』を理解しなければならない。そして、その問題を解決するには、『古事記』を学ばねばならない。

だから、ここに連載させて頂いている。「急がば回れ」「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」です。

『旧約聖書』を信じる民族は、人間とは「神から作られた被造物、被支配者、土の塵で作られた物質」だと信じていることになる。これでは自分自身を尊敬できないし、人間を尊敬できない。それで幸せになれる訳がない。人間が幸せに、平和でいられるには、「自分達人間は、完全に自由で、完全に平等で、完全に素晴らしい存在だ」と信じていなければならない。つまり、自分に真の自信がなければ幸せにはなれない。「被造物、被支配者、土の塵で作られた物質」だと信じている様では、永遠に幸せも、平和も、調和も訪れないのは、当たり前です。
              (あまむし)

   引用元「ふることぶみねっと」
      【『古事記』は地球問題の解答書】
      http://furukotobumi.net/01chapter/01c-05.html


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『古事記』は地球問題の解答書

---- 時空の迷いを断つ『古事記(ふることぶみ)』----

第1章/『古事記』と「神道」の世界的歴史的意義について
[5節]『旧約聖書』の思想が何故悲劇をもたらしたか


1)「自分は物質だ」と卑下する思想に、「尊厳、自己確立、自信、幸福感」はない

 つまり、『旧約聖書』は、「絶対支配者たる〝神〟」と、「被造物たる〝人間〟」との「支配・被支配」の関係性から出発した思想ということになります。この「一神教」すなわち、「〝絶対神〟以外の被造物は〝神〟でない」という思想は、言い換えれば、「〝絶対神〟以外の存在は〝物質〟である」という解釈に繋がるのは、当然と言えます。人間自身を「被造物」「物質人間」として卑下する思想を持つ限り、その人に真の「尊厳」や「自己確立」や「自信」や「幸福感」が生じる事は難しいと考えられます。


2)「自分は神の被造物(物質)」だと信じる限り、不自由な「神の奴隷」であり続ける

 因みに、「幸福感」というものは、「自己が完全円満なる存在である」という「自覚の反映」と言い得ることが出来ます。それは、「物質的所有」の問題ではなく、「自覚の問題」であり、究極的には、「自己が神と一体である」という〝自覚〟に到達し得ない限り、その「幸福感」を満足せしめる事は出来ないでしょう。つまり、「人間は物質である」「人間は神の被造物である」と信じている限り、その人にとって、真の「幸福感」は得られないと考えられます。「自分は神の〝被造物〟である」と信ずる者にとっては、永遠に「創造主にして支配者たる〝絶対神〟」に跪く生き方を貫かねばならなくなります。それは一種の「奴隷」であり、「自由のない被支配者」と言えます。


3)「被支配者」という「劣等感」が、「攻撃」と「支配」に向かわせる

 その「被支配者」であるという「自己卑下」の思想は、「劣等感」となります。「劣等感」を持つと、人間は「攻撃性」「優越心」等の逆観念を誘発し、他者を攻撃し、支配することによって、自己の「劣等感」を打ち消そうとすることは、心理学で証明されています。争いの多くの原因は、「劣等感」にあると言っても過言ではありません。故に、人間同士に対しては、「自分が支配者になって、被支配者を支配したい」という強烈な願望を抱かせ、他人や他民族を「支配する」生き方に向かわせることになるのは、これ又当然の成り行きと考えられます。


4)「自由」「平等」への強い願望は、「被支配者」の信仰が生んだ

 又、「被支配者」の歪んだ信念が、「自由」「平等」を強烈に欲する願望を生むのも当然です。西欧文明から生じた「自由」「平等」への強い願望は、実は、自分達が「不自由」「不平等」である、という信仰から生じた産物に過ぎないと言えるのです。


5)日本民族は「神の自覚」を持っていたので、「絶対自由」「絶対平等」である事を知っていた

 日本において、「自由」「平等」を欲する思想が発生しなかった最大の理由は、日本精神の根底に、『古事記』と「神道」に基づく、「一体なる神」思想が息づいていたからです。つまり、日本民族は、「神の自覚」を持っていたが故に、「絶対自由」であり「絶対平等」である事を、知っていたのだと思われます。「絶対自由」「絶対平等」を自覚している人間に、「自由」「平等」を求める気持ちが生ずる筈がありません。つまり、「自由」「平等」を切に求める人は、「自分が不自由、不平等だ」という信仰(信念)を持っていることを、自ら証している様なものなのです。


6)「神が人間を創った」という思想が、一切の暗黒の歴史を作った

 『旧約聖書』の思想においては、「神」は唯一の「創造主」として君臨し続け、「一切万象、人間」はどこ迄行っても「被造物」のままなのです。この思想が元となって、「神との契約」「契約を破った事による〝原罪〟思想」「罪と罰の思想」「贖罪意識による自己処罰」「労働を罰とする思想」「様々な差別思想」「侵略主義」「植民地主義」「奴隷制度」「金融支配」「経済支配」等々の、悲惨極まりない暗黒の歴史を作り上げて来た、と考えて間違いはないと思います。つまり、『旧約聖書』の「神が万物と人間を〝創った〟」という思想が元となって、「西欧文明」を中心として、様々な問題が発生して来たものと、筆者は考えています。

        「ふることぶみねっと」
          うらしま たろう

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