57/【天皇の継続性−2】「男系天皇の譲位」の真意を探る

11)「天皇の証し」・・・男系天皇への御譲位である〝事実〟

 もう一つ重要な事がある。それは今回の「天皇の御代越し」「天皇の御譲位」が、男子直系の血筋の男系天皇への御譲位であるという〝事実〟が歴然として存在している事にある。これこそが「天皇の証し」の最重要ポイントであり、その〝歴然たる事実〟を日本国民が知っている所に、日本国民の草の根からの「祝賀」と「喜び」が生じたと言える。

12)万が一、時の政府が「男系天皇への御譲位」を破壊しようと企んだ時

 これがもし、反日マスコミや一部野党の訴えている所の「女系天皇」という事が現実化されようとする場合には、日本国民の「祝賀」と「喜び」はある筈もなく、全国各地で国民的反対運動が大々的に展開するであろう。それは何故かと言えば、日本民族が2679年に渡り、固く守って来た「男系天皇」の歴史的伝統と、『記紀』に記されている「天壌無窮の神勅」が毀損されるからである。それは日本の歴史と文化伝統に対する破壊であり、無数の日本民族の先祖、先達に対する〝裏切り行為〟であるからだ。その行為は、「日本国家」に対する〝破壊的革命行為〟〝国家反逆的犯罪行為〟として、日本国民は受け止めるであろう。
 「天皇」を御守りする為には、「自己の生命を捨てる」ことを厭わない日本民族にとって、そのような行為は絶対に許されないことである。無条件降伏の辛酸を舐めた、かの敗戦時においても、唯一「天皇」の御存在だけは、絶対に守り抜いたのが日本民族であった。その精神を受け継いでいる日本民族として、「男系天皇」の血筋を毀損する「国家反逆的行為」は、絶対に許す事はできないのは、当然であろう。仮に、そのような決定を下そうとする時の政府であるならば、それに対して猛烈な反対運動、抵抗運動、批判運動が起こり、日本国民が大々的抵抗を行い、そのような「反国家的政府」は一瞬の内に破壊されるに違いない。
 幸いにして、此の度の「天皇の御譲位」と「御代越し」は、「男系天皇」による継承であったが故に、日本国民は無条件で「祝賀」「喜び」の意思表示を行なったのである。

13)「男系天皇の継続」が「日本の國体の真髄」である事を、日本民族は魂的に知っている

 それは何故かと言うと、「天皇の御譲位」「新天皇の御即位」こそ、日本の最も本質的な〝國体〟の象徴的行事であるからである。そこに、「日本の國体と、日本の伝統、文化の本質が存在している」ことを、日本国民は直感的に知っているからである。その日本の〝國体〟の象徴として、「男系天皇」が、2679年の長きに渡り連綿として築き上げ継続せしめて来た「日本の國体の真髄」である事を、日本民族は魂的に知っているのであろう。故に、今回「天皇の御代越し」「天皇の御譲位」に対して、手放しで祝福し、我が事の様に喜び得たのである。
 すなわち、日本国民が手放しに喜び得たその理由は、「今回も無事に日本の國体の伝統を御守りし得た」という安堵と祝福であると考えられる。それは、現在日本国家に生きている日本国民としての「最大の使命を果たし得た」という、〝安堵感〟でもあると言える。そして、その「永遠不滅」「天壌無窮」の日本國体の国民の一員である自分自身の存在を、無条件に祝福し喜び得たと考えられる。以上が、今回の「天皇御譲位」「天皇の御代越し」に対する、日本国民の手放しの「祝賀」と「喜び」の本質だと、小生は思う。

14) 『何故神武天皇の時代に、男系男子譲位にしたのか?』という疑問

 科学者の武田邦彦先生は、次の様な内容を指摘しておられる。《女性には、父親、母親の遺伝子中の「劣性遺伝子」が出ない様なシステムになっている。女性は、「個としての優秀な遺伝子」を作る機能を持つ。それに対して、男性には「劣性遺伝子」が出る様になっている。だから、女性の方が優秀である。男性は、「遺伝子(Y遺伝子)」を、継続させる機能を持つ。》以上が、武田先生が主張せられる男女の遺伝子の特性らしい。つまり、男系男子譲位の場合、遺伝子的には「劣性遺伝子」が発生する可能性が高いが、逆に「同一遺伝子(Y遺伝子)」を継続させるという特性のある事が、現代では科学的に分かって来たのである。この事は「遺伝子の継続=同一理念の継続」という点において、極めて重要な意味を持っている事になる。しかし科学的知識のなかった2600年以上前の神武天皇の時代に、何故「男系男子天皇」によるY遺伝子の継承が決定されたかという疑問が生じる。
 一言でそれに対して小生が回答するとなれば、「神の知恵」と言う事になると思う。「知恵」とは不思議なもので、誰も知らない「知識」であっても、様々な状況下にあって必要に応じて、最も適切と思われる「知恵」が泉が湧き出るが如く噴出するものである。そういう経験は誰しも体験しているに違いない。そのような不思議な「知恵」の蓄積こそが、人類の歴史であり文明を形作っていると言える。

15)「正しい知恵」「神の知恵」はどのようにして現し出すか?

 そこで「正しい知恵」とは何処から出て来るかと言う事を考えてみる必要がある。それは「神の知恵(大生命が本来持っている知恵)」と言える。では具体的にその「神の知恵(大生命が本来持っている知恵)」がどのように現し出すかと言うと、自らが「無我」になった時にもたらされると言える。それは何故そのように言えるかと言うと、「神(大生命)」という存在は、個としての人間を超越した存在、すなわち「無我」がその本質であるからである。

16)「類は友を呼ぶ」「同波長のもの同士が感応し合う」法則

 この世界には厳密な「法則」が成り立っている事は、誰も否定し得ない事実である。その中で「類は友を呼ぶ」という「同波長のもの同士が感応し合う」法則は、この世界の随所で確認する事ができる、最も基本的な法則の一つと考えられる。例えば、様々な放送局からテレビ放送が発信されており、今この空間に、無数の波長の電波が入り乱れているが、誰もその存在に気付く事はない。無数の波長の電波から、ある一つのテレビ番組を見たいと思えば、「テレビ受像機」の中で、その波長と全く同じ波長の電波を強制的に作り出す事によってのみ、今迄見えなかった電波が、「テレビ受像機」に映し出される仕組みになっている。
 最も簡単な実験としては、ある「音叉」を叩いて「ある波長の音波」を発信した場合に、同一波長に共鳴する「音叉」を近くに持って行けば、その「音叉」は共鳴して鳴り始める事は、よく知られている。これらの意味する所は、「同一波長の波動」は、「同一波長の波動」を感受し得る物体同士でのみ、「共鳴」すなわち、「相互に認識し合う」事が可能だと言う事になる。
 この世界は、一種の「波動」で出来ている世界という事が言えるだろう。つまり、この世界に何かを現し出そうと思えば、「現し出したい〝波動〟」と「同波長の〝波動〟を自分自らが鳴り響かせる」必要があるという事が結論的に言えるのである。

17)「自我」を捨てて「無我」になった時、「神の波長」に自ずから合う事になる

 以上の事から類推すれば、「神の高度な知識(未知の知識)」をこの世界に現し出そうと思うならば、「神の波長」と同じ「波長」を自分自身が鳴り響かせる事によってのみ、「神の波長」すなわち、「神の高度な知識(未知の知識)」をこの世界に鳴り響かせる事ができると言える。
 ここで「神の波長」とは何かと言うと、前述した様に神は「個我」を超越した「全体的存在」すなわち「無我」であるから、「神の波長」に「自分自身の波長」を合わすという事は、「個我(自我)的意識」を抹殺して、「無我の境地」に超入する必要があるということになる。すなわち、「自我」を捨てて「無我」になり公の為に尽す時、「神の波長」に自ずから合う事になると言い得る。

18)「日本精神」は「自我」を超越して「無我」に超入する道を求めている

 日本精神の根底に存在する「概念」を一つだけ述べよ、と言われれば、小生は躊躇なく「無我」と答えるであろう。「日本精神」は悉くが、「自我」を超越して「無我」に超入する道を求めていると言い得る。その最も顕著なものが「武士道」であると言える。「無我献身」「無我随順」「自我の抹殺」は日本精神、特に武士道の真髄と言える。日本民族は、数千年に渡って、この精神を磨き上げて来た民族である。「特攻」はその象徴的存在と言える。

19)「無我」を体現しておられる「天皇」は、最高の叡智を授かる事ができる

 「無我になって、天皇(神)に仕える」時、自ずと「神(大生命)の最高の知恵」が天降って来るのは、大昔であろうが、現代であろうが、全く変わりない真理と言える。「神武天皇」の時代から現代に至る迄、「天皇」は無私の体現者であらせられる。故に、その時その時最高の叡智の体現者となり得る。
 終戦時の昭和天皇の御聖断、マッカーサーとの対談における「自分の身はどうなってもよいから、国民を救いたい」と訴えられた言動、等々。天皇の行為は常に「無私を体現」せられている。当然、神武天皇の時代であっても、Y遺伝子等の科学的知識が全くなかろうが、「無私の体現者」たる天皇にとっては、「その時必要とする最高の叡智」を天降す事ができたのは、当然ではないだろうか。故に、Y遺伝子等の科学的知識が全くなかった神武天皇の時代にあっても、「男系男子による天皇の譲位」という摩訶不可思議な伝統が成立し得たものと考えられる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス

この記事へのコメント