58/【天皇の継続性−3】遺伝子を繋ぐ意味

20)遺伝子を繋ぐ必要性を考える

 「遺伝子」とは、「理念」「男性原理」「伊邪那岐大神」「天照大御神の詔(みことのり)」の具象化されたものだと考えられる。「細胞組織」の「中心的理念」を象徴している。それは例えれば、「原子」の中心に存在する「原子核」のようなものである。
 原子には、中心に一つの原子核(+電荷、男性原理)があり、それを中心として旋回する複数の電子(−電荷、女性原理)とで構成されている。その原子を原子たらしめているのは、中心の原子核(男性原理)による。原子核が分裂すれば、全く異質の物質に突如として変化するし、原子核が崩壊したら、原子(物体)は存在しなくなる。宇宙の太陽系、銀河系も必ず中心があり、太陽や巨大ブラックホールを中心として、太陽系や銀河(星雲)が構成されている。

21)この宇宙を構成している「男性原理」と「女性原理」

 この世界の基本構図は、微小の原子構造から巨大な星雲に至る迄同一であり、中心に位置しているのは、一つの男性原理であり、その周囲に旋回しているのは、複数の女性原理である。実際に動き回って働いているのは、複数の女性原理に当たる存在であり、その女性原理たる〝電子群〟が空間を自由に動き回って(波動的存在)、その原子特有の空間的形体を作り上げている。それとは対称的に、中心の男性原理は、現象的には動き回ったりはせず、常に中心にどんと構えており、〝点〟に過ぎない〝原子核を構成する陽子〟は、原子の空間的形を表わすものではなく、どちらかと言うと、「時間的継続性」を象徴している存在と言える。

22)男性原理は「理念」「霊性」「経糸」を表わし、女性原理は「現象」「物質」「緯糸」を表わす

 すなわち、男性原理とは「変らざるもの」「時間的継続」を意味している「経糸」に当たる。それに対して女性原理は「変るもの」「空間的広がり」を意味している「緯糸」に当たる。「変らざる経糸」と「常に変化する緯糸」の交叉によって、摩訶不思議な「文様」が生み出される。現象宇宙にあっては、「経糸」に相当するものが「時間」であり、「緯糸」に当たるものが「空間」となって現れている。その「時間」「空間」を生み出している「今此処の一瞬」こそが、「実在の全て」と言える。その「今此処」の一瞬一瞬の結果として、時間空間の「織物」が、この現象世界に現れて見える。すなわち、この宇宙の基本原理から見れば、男性原理は「理念」「霊性」を表わし、女性原理は「現象」「物質」を表わす。『古事記』においては、伊邪那岐大神が男性原理で「日本」を表わし、伊邪那美大神が女性原理として「西洋」特にユダヤ民族を表わしていると考えられる。

23)有機体が存在し得る原理は「一つの遺伝子情報を他の細胞にも分かち合う」事で成立する

 細胞は、その中心に一つの「細胞核」(男性原理)があり、細胞全体の〝変らざる〟性格を支配(維持)している。その細胞核の中に遺伝子が存在している。細胞が分裂して増殖する時、その遺伝子情報がコピーされて、全く同じ遺伝子情報を受け継ぐ事によって、複雑な有機体、人体組織等々が、同一の性質が維持されたまま構築されて行く。全ての有機物を構成する細胞はそうして、たった一つの中心核に存在していた「遺伝子」情報を受け継いで(継続されて)、有機体を有機体たらしめている。それによって、その有機体は、極めて複雑な細胞群を備えているにもかかわらず、一つの生命体として、統一ある存在や運動を行ない得ることになる。それを可能ならしめているのは、ひとえに「同一の遺伝子情報」を持っているという事に起因している。
 すなわち、有機体(物質としての生命体)が存在し得る原理は、「一つの遺伝子情報を他の細胞にも分かち合う」という事によってのみ、可能と言い得る。その為には、遺伝子が細胞分裂に際し、遺伝子情報を正確にコピーしなければならなくなる。

24)「遺伝子を親から子へと繋いで行く」行為によってのみ、人類の叡智と体験の結晶を伝え得る

 それは、一つの有機体たる肉体人間の生成だけの話ではなく、人類が親から子へと受け継いで行く為にも必須の条件となる。親の持つ遺伝子情報は過去の先祖の遺伝子情報を持っている。その人類の先祖が築き上げて来た遺伝子情報(理念情報、叡智と体験の蓄積情報)を、親から子へと引き継ぐ為には、この「遺伝子を繋いで行く」という作業を欠かす事ができない。
 その「遺伝子を親から子へと繋いで行く」行為によってのみ、人類の叡智と体験の結晶たる「遺伝子情報」を、物質的に(有機物として)人類の子孫に伝え得ることになる。

25)遺伝子とは、1)「元々実在していた〝神の詔(理念)=神の御心〟」と、2)「過去の経験から得た理念」の具象化

 ここで「遺伝子」とは何かということを考えねばならない。先に述べた通り、「遺伝子」とは「男性原理」の最も象徴的存在であり、「理念」の具象化されたものと言える。「理念」とは、大きく分けて二つの要素を持っている。一つは「神の理念」「神の詔(みことのり)」(時間空間を超えて元々実在していたもの)であり、もう一つは「過去の経験から得た理念」と言える。つまり、遺伝子とは、1)「時間空間を超えて元々実在していた〝神の詔(理念)=神の御心〟」(先天的遺伝子情報)と、2)「過去の経験から得た理念」(後天的遺伝子情報)の具象化されたものと言って良いと思う。

26)「男系天皇の血筋」(Y遺伝子の継承)は、「神武天皇=天照大御神の理念をそのまま受け継ぐ」ことの具象化

 その中でも、男性の遺伝子が持つ「Y遺伝子」は、「永遠に変化することのない遺伝子情報」の具象化した存在と考えられる。故に天皇の血筋は、「男系天皇の血筋」(万世一系)で引き継がれて来た。それは「神武天皇」の遺伝子を126代の今日の今上陛下に至る迄、変る事なく受け継いだ血筋であり、その遺伝子情報は、「神武天皇=天照大御神の理念をそのまま受け継ぐ」ことの具象化と言える。

27)「実生活上の継続」が成就できなければ、どんな立派な「理念の継承」であっても、それは「絵に描いた餅」に過ぎない

 理念を精神的に受け継ぐ事は極めて大切であるが、もっと大切な事は、その「理念」を日々の行動(実生活)で実践することと言える。つまり、「神の御心を受け継ぐ」という自覚とその実践が、究極の形で現実化したのが、「万世一系の天皇の系譜」ということになる。そのように観念(理念)だけの継承に留まる事なく、形の上(実生活上の継続)でも「神の理念の継承(具象化)」を実現せしめたのが、「天皇家の系譜」(日本の文化伝統の真髄)であると言い得る。「実生活上の継続」が成就できなければ、どんな立派な「理念の継承」であっても、それは「絵に描いた餅」に過ぎないのである。

28)「神の御心の具象化(顕現)」の理念を成就する「万世一系の天皇(男系天皇)の継続」

 この世界で最も尊い事が何であるかということを考えた時、それは「神の御心(絶対の善)の具象化(顕現)」と言い得ると思う。と言う事であるならば、「天照大御神の御心の顕現」として、『古事記』の精神を大切にすることと同時に、その「天照大御神の理念の具体的継承」を現代迄延々と具象化せしめて来た「万世一系の天皇(男系天皇)の継続」こそが、最も重要な事であると言わざるを得ない。

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