古-1/『古事記』は地球問題の解答書/ はしがき

 以下は、ウェブサイト【『古事記』は地球問題の解答書】(うらしま たろう著)からの転載です。


   引用元【『古事記』は地球問題の解答書】
       www.furukotobumi.net  


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『古事記』は地球問題の解答書

---- 時空の迷いを断つ『古事記(ふることぶみ)』----



【はじめに】


 明治天皇御製

  いそのかみ ふることぶみは 万代(よろずよ)も
      さかゆく国の たからなりけり

  石上(いそのかみ) ふるごとぶみを ひもときて 
      聖(ひじり)の御代の あとを見るかな

  かみつ代の ことをつばらに しるしたる
      書をしるべに 世を治めまし

 上に掲げさせて頂いた御製は、『古事記』について御詠みになられた、明治大帝の御製であります。明治天皇様が、『古事記』をとても大切になさっておられた事が分ります。又、「ふるごとぶみをひもときて」、「世を治めまし」と、「まつりごと(政)」に『古事記』を生かしておられた御様子がしるされております。現代に生きる吾々も、『古事記』を今に生かす精神を倣(なら)いたいものだと思います。


 明治天皇様の上二つの御製の「いそのかみ(石上)」は、「ふる」の枕詞(まくらことば)です。この「石上」は、奈良の「石上神宮」が有名ですが、こちらの御祭神「布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)」は、『日本書紀』の「国譲り」に登場する「経津主神(ふつぬしのかみ)」と同一神とされています。本サイトの中で触れたいと思いますが、「経津主神」の、この「経津(ふつ)」は「断ち切る様」を表わしており、「時間空間の現象世界を断ち切る」意味が含まれていると考えられます。つまり、「時間空間の現象の迷いを断ち切る」事によって、天下平定する事を表わしていると考えられます。後に詳しく触れさせて頂きますが、『古事記』に書かれている「天鳥船神(あめのとりふねのかみ)」(時間空間を超越する神)と、『日本書紀』に書かれている「経津主神」は同じ働きを示す神様であると言えます。


 因みに、『古事記』『日本書紀』に出て来る色々な御神名は、〝宇宙の神秘なる働き〟の象徴として付けられていると考えられますので、その御神名の持っているであろう「意味」を探ることで、記紀(『古事記』『日本書紀』)を通じて古代日本民族が示そうとした、〝宇宙の神秘なる働き〟の一端を汲み取れるものと考えます。


 つまり、『古事記(ふることぶみ)』の枕詞である「石上(いそのかみ)」は、「時間空間の現象世界」を断ち切って、「〝今〟の一瞬(生命・神の世界)を生きる」ことを象徴的に示していると考えられるのです。この『古事記』に関する明治天皇様の御製を拝見しただけでも、『古事記』の持つ本質的意味を感じ取る事が出来ると思います。このサイトの「サブタイトル」に【時空の迷いを断つ『古事記(ふることぶみ)』】としたのは、『古事記』が持っている「時間空間の現象世界」を断ち切る〝本質的パワー〟の真相に、是非とも穿ち入りたいと願って付けたものです。


 現代社会は、西欧物質文明の破局を呈していると思われます。世界中で困難な問題が山積し、どのように解決すればいいのか、途方に暮れている状況にあると言えるでしょう。もう小手先の対策では、それらの難問を解決出来ない事に、多くの人類が気付き始めています。これら無数の難問は、実はたった一つの大本にある原因から生じていると考えられます。それは、「唯物二元論」という「迷い」であります。


 この「唯物二元論」についても、本サイトで詳しく触れて行きたいと思っていますので、ここでその説明は省かせて頂くとして、その「唯物二元論」の「迷い」を、抜本的に解決する「鍵」となる思想を探さなくてはなりません。それがなんと『古事記』であるという事が分って来ました。『古事記』は、「神から神々が生れ」「神から天地万物が生れ」「神から国家が生れ」「神から天皇が生れ」「神から人間が生れた」という、徹底した「神一元」の思想体系になっているのです。「豚から生まれた存在」は「豚」ですから、「神から生まれた存在」は「神」です。すなわち、『古事記』の世界観では、「神から生まれた一切万物」は「神」だということになります。この思想体系をここでは「唯神一元論」と称させて頂きました。


 そして、「神の詔(御心)」が如何に地上世界(時間空間の現象世界)に投影されて行くかという「宇宙的メカニズム」を、「神話物語」の形で解り良く書かれているのが、この『古事記』であると思うのであります。このような視点で『古事記』を学ぶ時、現代の地球が抱え込んでいる無数の「難問題」の答えを、その中に見出せることが分って来ました。と同時に、『古事記』に書かれている数々の「神話」が、それぞれ「現代の預言」となっている事が理解できた時、実に不思議としか言いようのない強い感銘を受けるのです。


 地球上に現れている究極的な「難問題」を、『古事記』の持つ「時間空間の現象世界」を断ち切る〝本質的パワー〟によって、次々に解決し得るその様子が、恰も「学校の一課程を終了する時の〝試験問題〟に対する〝解答書〟」を連想させる所から、当サイトの「タイトル」を【『古事記』は地球問題の解答書】と附しました。


 よくぞ、今の時代まで『古事記』を残して頂いたものであります。この古(いにしえ)の書は、日本のみならず、世界各国、地球にとっての「宝物」であると思うと共に、この『古事記』を紐解く事によって、地球上の一切の「難問題」を快刀乱麻の如く断ち切る事が出来ると、信じて疑いません。現在の地球は、「物質科学」と「金融支配」と「利己主義」の限界点に差し掛かっている、極めて危険な状態にあると言えます。〝今〟この時、それらの抜本的問題解決の〝本質的パワー〟を持つ『古事記』の存在は、「人類の救世主」とも言うべきものであると言えるのです。


 「日本文化」の真髄にして根源である『古事記』が、全ての日本人と、全ての外国の人々に御理解頂けることを切に祈ります。


 平成30年(皇紀2678年)10年28日
  うらしま たろう

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